Accessを使ったデータベースのプログラミングをする場合は、
当然ながら、Accessのアプリが必要です。
Accessの最新バージョンは、Access2019です。
自分の作ったAccessのプログラムを、
誰か別の人に使って貰うのに、Accessをもう1本購入するのは・・・
そんなあなたに朗報~
Accessのランタイム版を活用しよう
Accessには、昔からランタイム版というのがあるんです。
これは、Accessで作ったデータベースを使うだけなら、
Accessの本体がインストールされていないパソコンでも、
ランタイム版をインストールしておけば、データベースを動かすことが出来ます。
もちろん、変更や、保守の処理は出来ませんよ。
しかし、Accessの本体を購入しなくても、使うだけなら無料なんです。
マイクロソフトのサイトからダウンロードできるんですよ。
Accessランタイム版の最新バージョンは何?
Accessの最新バージョンは、2019年9月現在、2019ですが、
Access2016のランタイムはあるんですが、
2019のランタイムは、まだのようです・・・
しかし、Access365のランタイムがあります。
Access2016以降は、365のランタイムになるようです。
こちらからダウンロードできますよ。
(Access365のランタイムはこちら、マイクロソフトのサイトへ)
ランタイムをダウンロードしておけば、
○○.accdbのファイルをダブルクリックすれば、
Accessのデータベースが、起動しますよ。
Accessランタイムでのセキュリティに関する通知(エラー)表示対策は?
Accessのランタイムでデータベースを起動すると、
セキュリティに関する通知が表示されます。
自分で作ったプログラムですから、
気にしないで、開くをクリックすれば問題ないのです。
でも、使う人にとっては、不安だし、毎回出るので・・・
困ってしまいますよね。
表示を消す方法を紹介します。
レジストリに追加するので、不安な方は、
バックアップを取るとか、
事前に、準備してください。
1つ、追加するだけなので、問題ないと思いますが・・・
Accessのランタイムセキュリティ通知を消す手順
(検索が出ていない場合は、「Windowsキー+Q」で検索が起動します)
検索で、regedit と入力してください
レジストリを編集する、エディタを起動します
たくさんのフォルダの中から、目的のフォルダを探します
左の中から、「HKEY_CURRENT_USER」をダブルクリックで、その中を表示します
さらに、「SOFTWARE」をダブルクリックで、その中を表示します
さらに、「Microsoft」をダブルクリックで、その中を表示します
どんどん、奥に入っていきます
さらに、「Office」
そして、「16.0」(ここは、バージョンによって変わるかもしれません、私の場合ランタイムの2016を一番最初に入れたので・・・)
さらに、「Access」、「Security」、「Trusted Locations」へ進んでください。
「Trusted Locations」で右クリックで、「新規」「キー(K)」を選択します
すると、「新しいキー #1」となります
作成されたフォルダ名を「Location」にプラスして、次の番号を付けます
ここでは、「Location4」となります
作成した新規フォルダの「Location」で、
右クリック、「新規」「文字列値(S)」を選択します
すると、右側のウインドが、次のようになります
作成された新規の文字列値の名前が、
「新しい値 #1」となりますので、
「Path」と言う名前に変更してください。
「Path」と言う名前に変更できたら、右クリックで、修正です
ランタイムで使いたい、データベースを入れるフォルダを指定します
ここでは、いつものように、c:\accdb\ です
これで、設定は終わりです。
エディタを閉じてください。
データベースを、起動してみてください。
いかがでしょうか?
セキュリティの通知は消えましたか?